[ このブログは、
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間違っている部分や、説明が不十分なところもあるかもしれません。
ご関心のあられる方は、配信元である 上記 二箇所 のブログをお読み頂けたらと思います。]
今回の記事は、
昨年(2022年)12月6日に更新させて頂いた
「悪魔が “ナハシュ=蛇 ” となるよう導いた目的とは?」
の続きの話です。
先回までの話
先回は、
悪魔サタンルシファーが、なぜ、“ ナハシュ(光の使い)=蛇 ”となるよう導いたのか?
と言う事について簡単に解説しましたが。
ルシファーが人間をそのように導いた真の目的は、
一言で言うと、
「 全人類に偶像崇拝(新訳聖書では偶像礼拝)を行わせ、唯一の真の神 ヤハウェ から引き離すため」だった
と言う事でした。
また、一番最初に “ 蛇 ” を崇拝の対象にさせた理由についても、簡単に説明する事が出来ました。
では、その様な悪魔サタンルシファーの導きによって、
実際に、
蛇崇拝、さらに、それを発端とするその他の偶像崇拝は、
どのように世界中に広がって行ったのでしょうか?
蛇崇拝のはじまりと拡がり
先々回話したように、
悪魔サタンルシファーの導きによって、
一部の人々の間でナハシュ(光の使い)が蛇だと言う事になり、
蛇が神格化され、崇拝されるようになっていったと考えられる訳ですが、
この「蛇崇拝」が、いつ頃始まったのか?
そのはっきりとした年代は分かっていません。
●ノアの大洪水の前?
ただ、これは聖書の記述ではありませんが、
イスラエルの民間伝承(その中のノアが伝えた伝承)には、
「ヤハウェ以外のものが崇拝されていた。」と言う一文が記されているとの事です。
ですから、はっきりとした証拠は見つかっていないものの、
ノアの時代、つまり紀元前2370年に起きた「ノアの大洪水」よりも前から、恐らく、すでに蛇崇拝が行われていたのではないかと考えられているそうです。
(「ノアの大洪水」については、こちらの動画 で解説されています。↓
【ノアはなぜ選別され、全地球的規模の大洪水を生き残ったのか?】《世界初最新原語解釈》)
**
少し話が逸れますが、
完全だった頃のアダムは、ヤハウェと直接コミュニケーションを取る事が出来ました。
しかし、アダムが罪を犯して不完全になってしまい、
(“善悪の知識の木の実を食べた” とは?参照)
その不完全なアダムの子孫は、基本的にヤハウェとコミュニケーションを取る事が出来なくなってしまった訳ですから、
(セトの家系の人達の中には、ヤハウェの声を聞いたり、脳に直接メッセージが入ってきた人も、何人かいた様です。)
伝承や口伝によって、ヤハウェの事を伝え聞いていたとしても、
実際に見る事も、コミュニケーションを取る事も出来ない方のことを、
唯一真の神であると認め、崇拝し続けることは、
当時も、決して簡単な事ではなかったでしょう。
その上、ヤハウェの霊感によって守られている正統な伝承や口伝以外の、噂話などには、尾ひれがついていくとなると、、
と言う事です。
**
話を戻しますが、
そうなると、ノアの大洪水によって、そこで一旦、蛇崇拝は、終わっているわけです。
しかし、ノアの三人の息子たち、セム、ハム、ヤペテの中で、正統な伝承・口伝を継承したのはセムだけでしたので、
ハム・ヤペテ経由で、大洪水の後にも、蛇崇拝の事が伝わり、広まっていった可能性があります。
又、大洪水後にも再び、創世記の頃の伝承や口伝に尾ひれが付き、蛇崇拝が行われるようになった、
と言う事も、考えられるかも知れません。
可能性としては、ハムの子孫からニムロデが現れている事から、ハム経由があやしいのでは、とみられているようですが、定かではありません。
●バベルの塔崩壊直後に、世界中に拡散
それで、世界的な規模で言うと、
紀元前2269年以降に、バベルの塔の建設計画が阻止され、人々が散って行った直後から、
世界各地で、蛇崇拝が行われるようになった可能性が、きわめて高いとの事です。
つまり、このバベルの塔の建設計画が阻止された時に、
人類は、約70種以上の言語に分けられ、世界中に散って行きましたが、
(聖書の疑問に対する答え②No.1、創世記11章1~9節 参照)
それにより、各地に蛇崇拝が拡散し、世界規模で行われるようになったと言う事です。
なぜ、そのように言えるのか?と言うと、
まず、ヤハウェに敵対し、バベルの塔を建てて全世界を統一しようとしたニムロデ自身が、
蛇崇拝を行っていた事が分かっています。
これは、現在のイラクで、古代バビロンの遺跡が発見されていますが、
その中に、ネブカドネザル王(新バビロニア帝国の王)が書かせた石板が残っており、
そこに、ニムロデは蛇の被り物を被っていた と言う記述があるとの事です。
また、この古代バビロンの遺跡内からは、バベルの塔の残骸の遺跡も見つかっていて、
yahweh-ksrg’s blogさんによると、
その残骸には、蛇の鱗の模様の部分があり、考古学者たちの間では、一説として、
ニムロデは、蛇を象徴した塔を建てようとしていたのではないか?と考えられているそうです。
つまり、ヤハウェに敵対していたニムロデには、
神が再び大洪水が起こしたとしても、自分たちが沈められないような高い大きな塔を建てる狙いがあったようですが、
創世記3章14節でヤハウェの言われた「お前は生涯這いまわり、塵をくらう。」と言うこのセリフに対抗して、
這いつくばっている蛇を直立に、天まで立たせようとしたと言う事です。
そのような意図で、
蛇を立たせた形の高い塔を建て、自分が神になろうとした訳です。
*補足情報*
バベルの塔と言う有名な絵画がありますが、あれは実際の形ではないとの事です。
これらの事から、
ニムロデは、蛇崇拝によって、バベルの塔の建設に携わっている人々を団結させ、
塔を完成させたあかつきには、そこに住む全ての民に、蛇崇拝を行わせるつもりだった、
もっと言うと、蛇の冠を被ったニムロデ自身を、神として崇拝させるつもりだったと思われます。
(聖書の疑問に対する答え②NO.1 の 創世記10章9節の解説 参照)
しかし、先ほど述べたように、
バベルの塔の建設計画は阻止され、建設に携わっていた人々は、世界各地に散って行った為、
その散って行った各地で、蛇崇拝が広がったと言う事です。
又、他にも、
yahweh-ksrg’s blogさんによると、
中東やエジプト周辺、アフリカ、ヨーロッパ諸国、アジア各地で、
実際に、今から約4000年位前から、蛇崇拝が行われていた事を示す石板や石像などの遺跡(ほぼ同時期のもの)が多数発見されており、
このバベルの塔の崩壊がきっかけで、蛇崇拝が世界中に拡散していった
と考えると、つじつまが合います。
これらの遺跡の正確な年代については、保存状態などの関係で明らかになっていないとの事ですが、
今から4000年以上前に、世界各地で蛇崇拝が行われていた事を示す証拠である事には、間違いありません。
●確実なのはエジプト文明の頃
そして、バベルの塔崩壊から約300年ほど経った エジプト文明の頃(諸説あるが、紀元前1980年頃、と言う説が有力との事)
この頃には、もう確実に蛇崇拝が行われており、普通に蛇が、神になっていました。
(この時、既に蛇以外の様々な偶像崇拝も行われていましたが、その事についてはまた先で書けたら書きたいと思います。)
エジプトの王であるファラオは、蛇やコブラの冠を被り、何世代にもわたって蛇を崇拝していましたし、
あの有名なツタンカーメンのマスクにも、コブラの装飾が施されている事は、ご存じの方も多いかもしれません。
ちなみに、先回の記事で、誕生日を祝う習慣も、蛇崇拝からきていると書きましたが、
このエジプト文明の頃に、ファラオが、自分の誕生日を祝わせたのがはじまりです。
つまり、ファラオも、ニムロデのように蛇の被り物を被り、蛇=神=自分として、
自身の誕生日を祝うと言う、一つの自己崇拝の習慣を作り出したと言う事です。
これは、エジプトが、まだ世界強国だった紀元前1760年頃の事ですが、
創世記40章20節を見ると、実際に、ファラオの誕生日を祝っていた事が分かる記述があります。
創世記40章20節前半(新共同訳)
三日目はファラオの誕生日であったので、ファラオは家来たちを皆、招いて、祝宴を催した。、、
さらに、そののち世界強国になったアッシリア、そして、新バビロニア帝国でも、蛇崇拝が行われていました。
新バビロニア帝国の歴史(ネフカドネザル王からベルシャザル王までの歴史)が詳細に記された「ナボニドス年代記」と言う紀元前580年頃の粘土板が、
19世紀後半に、イラクのバグダート近くで発掘されていますが、
それには、ベルシャザル王やナボニドス王も、蛇の王冠を被っていた事が記されている、との事です。
ここまで、蛇崇拝のはじまりと、それが世界的な規模に広がった経緯について、
ざっくりと簡単にですが説明しました。
世界各地の有名な蛇神
それで、少し話を戻しますが、
バベルの塔の建設計画が阻止されたのをきっかけに、世界各地で、蛇崇拝が行われるようになり、
様々な蛇神が誕生したと考えられるわけですが、
同時に、それらの蛇神にまつわる 神話 もつくられていきました。
実際に、今から約4000年程前に作られたとみられる石像の中には、今でも、神話と共に伝承されている蛇神もいます。
では、世界各地の有名な蛇神を、一部ですが、少し列挙してみたいと思います。
(※これらの蛇神が誕生した年代は、様々です。)
日本 … 大国主神、大国主命、大物主神、スセリ姫、瀬織津姫、ホヤワカムイ(アイヌ系の蛇神)
中国 … 女媧、伏犠
アメリカ … イツァムナー、ケツァルコアトル、ウンセギラ、アヴァニュ
エジプト …(ファラオの頭飾りを蛇のモチーフにする事によって、ファラオ=神になっていますが、)他にも アメン、ネヘベカウ、アペプ、ウロボロス
インド…ナーガ
ヨーロッパのケルト神話に出て来る蛇神…ケルト
北欧神話…ヨルムンガンド
ギリシャとローマ神話…エリクトニオス、メドゥーサ
アフリカ…ノンモ
世界で有名…サマエル、レビアタン
ここに列挙した以外にも、
アンピプテラ、ラードン、ククルカン、サーペント、アイアタル、イクチ、エインガナ、グローツラング、デンゲイ、ピグチェン…等々、
世界の有名な 蛇神だけでも、かなりの数に上ります。
なぜ、世界中の神話に、これほど多くの蛇神が登場するのか?
不思議に思われないでしょうか。
繰り返しになるかも知れませんが、
元をたどると、
“ ナハシュ ”が、イコール “ 蛇 ” になってしまった事が発端であり、
悪魔サタンルシファーが、
本当の、唯一真の神 “ヤハウェ” から人類を引き離すために、
その様に導いたと言うことです。
さらに、
この蛇崇拝の影響は、今でもあちこちに見られます。
例えば、
これはほんの一部ですが、
WHOをはじめ医療機関等では、神話に由来する 蛇 がよくシンボルマークとして使われています。
また、日本でも、蛇を祀っている神社がありますし、
( yahweh-ksrg’s blogさんによると、偶像と言う形で一般の参拝客に見せていなくても、蛇が祭られている神社は沢山あるそうです。)
蛇は神の使いと言われたり、金運の神様にもなっていますね。
(日本における蛇崇拝については、また、もう少し詳しく書けたら書きたいと思います。)
挙句の果てに、最近では、爬虫類型宇宙人レプティリアン などと言うものまで登場している始末です。
それで、
ヨハネの黙示録12章9節 前半 を見ると、この様に書かれています。
ヨハネの黙示録12章9節前半(新共同訳)
この巨大な竜、年を経た蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑わす者は、投げ落とされた。、、
コリント人への第二の手紙4章4節、使徒言行録17章24章も、
よろしければ読まれてみて下さい。
今回は、偶像崇拝(礼拝)の大元である “ 蛇崇拝 ” のみに焦点を当てて、簡単に説明させて頂きましたが、
悪魔サタンルシファーは、
この蛇崇拝から、ありとあらゆる 偶像崇拝(礼拝)を派生させ、
世界中に拡散させることが出来ました。
そして今日、
聖書で言う偶像崇拝(礼拝)によって、
ほぼ全ての人類を惑わし、
唯一真の神ヤハウェから引き離している訳ですが、
その事については、また、書けたら書きたいと思います。
気付きのあられた方は、
真の救済策である 5つの事 、
特に、一番重要な5番目の「高次元とのコミュニケーション」を継続して実践され、
ヤハウェとの個人的な関係を深めていって下さればと思います。
その為の聖書の正確な知識は、こちら ↓ の二箇所から学ぶ事が出来ます。
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