今回は、先回の続きになりますが、
なぜ、悪魔サタンルシファーは、"ナハシュ=蛇"となるよう導いたのか?
と言うことについて、簡単にまとめてみました。
その前に、先回の更新から間が空いてしまいましたので、
先回の話を簡単に振り返ってから、今回の内容に入りたいと思います。
先回までの話
先回は、創世記3章で登場する “ 蛇 ” の正体、
つまり、日本語で“ 蛇 ”と訳されている部分の、正しい原語解釈について解説しましたが、
この部分は、元々の原語(古代ヘブライ語)では、“ナハシュ(光の使い)”と言う単語が使われており、
ここでエバに話しかけたのは、 “ 蛇 ”ではなく、正しくは、“ ナハシュ(光の使い)を装って現れた悪魔サタンルシファー”だった。
と言うことでした。
それで、原語では“ナハシュ(光の使い)”と書かれてあったのに、なぜ“ 蛇 ”と訳されてしまったのか?その経緯についても書きましたが、
悪魔サタンルシファーの導きによって、
“ナハシュ”と言う単語が、途中から“ 蛇 ”と言う意味でも用いられるようになっていった為に、
一部の創世記の写本に、ここで登場した“ナハシュ(光の使い)”が、まるで“ 蛇 ”の事を言っているかのような表現が、書き加えられてしまったわけです。
それで後々、その“ 蛇 ”を匂わす表現が書き加えられた写本、
つまりその様に改ざんされた写本を元に、ラテン語ウルガータ訳に翻訳された為、
この時に“ナハシュ”と書かれていた部分が、完全に“ 蛇 ”と訳されてしまい、
それ以降、ラテン語ウルガータ訳経由で翻訳された聖書(日本語訳も含む)では、
この部分が“ 蛇 ”になってしまったと言う事でした。
ザッとですが、ここまでが先回の話になります。
悪魔がナハシュ=蛇となるよう導いた真の目的とは?
では、なぜ悪魔サタンルシファーは、そのように、
ナハシュと言う語が、蛇と言う意味でも用いられるよう("ナハシュ=蛇"となるよう)導いていったのでしょうか?
まず、先回の話の中で、
ルシファーは、創世記3章24節後半でヤハウェが言われた
「お前は、生涯這いまわり、塵を食らう。」と言うセリフを聞いて、
まるで蛇のようだと思い、ナハシュ=蛇にしようと企てた。と述べましたが、
ここをもう少し詳しく説明すると、
ルシファーは、このセリフの表現を上手く利用して、
あたかも、創世記3章で登場したナハシュ(光の使い)が、蛇の事であるかのように思わせ、
ナハシュ=蛇となるように仕向けた、と言う事です。
要するに、ルシファーの導きによって、恐らく創世記の伝承や口伝に尾ひれが付き、
一部の人々の間で「このナハシュ(光の使い)は、蛇のことだ!」と言う事になり、
それで蛇が神格化されたと考えられます。
つまり、本来、我々人間が崇拝すべきなのは、創造者であり、全能者、至高者、至上者、そして高次の最高主権者であられる、唯一真の神 “ ヤハウェ ” 御一人ですが、
そのような悪魔の導きによって、“ 蛇 ”が “ 神 ”として崇拝されるようになってしまった訳です。
さらにルシファーは、人間を蛇崇拝に導く事に成功したのをきっかけに、
他にも様々な偶像を崇拝させ、それらを蛇崇拝と共に、世界中に拡散させることが出来ました。(その経緯については、又後で解説します。)
つまり、ルシファーが“ ナハシュ=蛇 ”となるよう導いた真の目的は、
一言で言うと、そのように“ 偶像崇拝(新訳聖書では偶像礼拝)を行わせて、全人類をヤハウェから引き離す為 ” だったと言う事です。
ただ、偶像崇拝を行わせると言っても、バイブルで言う偶像崇拝(礼拝)には、非常に幅広い事柄が含まれており、
これは、単に「何か特定の対象を拝ませる事で、ヤハウェを崇拝させないようにする」と言った、そのような単純な目的、又、策略だったわけではありません。
それで、悪魔サタンルシファーは、この蛇崇拝から派生した、
ありとあらゆる、バイブルで言う偶像崇拝(礼拝)によって、
歴史を通じて今もなお、世界中のほぼ全ての人類を惑わし、
唯一真の神 “ヤハウェ” から引き離すことに成功しているのです。
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悪魔がナハシュ=蛇となるよう導いた真の目的↓
人類に偶像崇拝(礼拝)を行わせて、ヤハウェから引き離す為
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*補足情報*
今では、誰もが何かしらの偶像崇拝(礼拝)をしていると言っても過言ではありません。
これはあくまでも、ほんの一例ですが、
例えば、“誕生日を祝う”と言う習慣も、大元を辿ると、蛇崇拝から来ています。
大バビロン(操っているのは悪魔サタンルシファー)が、自己崇拝(偶像崇拝の一つ)を世界中に浸透させる為に、このような習慣を行い、流行らせたと言う事です。
ただ、今のこのルシファーの世で生活している以上、バイブルで言う偶像崇拝(礼拝)と、全く関わらずに生きていく事は、まず無理ですので、
それらの事と一切関わってはいけないと言う意味ではありませんので、その点は誤解なさらないで頂けたらと思います。
(※ただし、From KSRG様の動画やブログを定期的にご覧になられている方は、ご存じの事と思いますが、全ての宗教はアウトです。)
バイブルで言う “偶像崇拝(礼拝)”については、特に、こちらの動画で詳しく解説されています。↓
【イエス・キリストからこの終末の期間に生きる全ての選別者へのメッセージ】(7)「偶像礼拝とは?」 - YouTube
悪魔が“蛇”を崇拝の対象にさせた理由
では、悪魔サタンルシファーの導きによって、蛇崇拝をはじめとする様々な偶像崇拝(礼拝)は、どのように世界中に広がって行ったのでしょうか?
また、それにより人類はどのように惑わされ、唯一真の神ヤハウェから引き離されているのでしょうか?
そのことを説明する前に、
そもそも、なぜルシファーは、爬虫類の“蛇”を、最初に崇拝の対象にさせようとしたのか?
について、簡単に解説したいと思います。
先ほど述べたように、ルシファーは、「お前は生涯這いまわり、塵を食らう。」と言う蛇を連想させる様な、このセリフを利用した訳ですが、
実は、これにはもう少し深い理由があります。
まず、この“蛇”と言う生き物について、少し考えてみて頂きたいのですが、
蛇は、爬虫類の中で唯一足が無く、ただ長細い体で地面を這いつくばって、
土の塵を舐めつくすような、卑しめられた存在です。
動物の中では脳も小さい方ですし、哺乳類や鳥類の多くは、子供を育てる習性があるのに対して、
爬虫類である蛇は、卵を産んだら産みっぱなしで、子育てもしません。
見た目も、不完全な人間からすると、ちょっと気持ち悪いですよね。
(可愛いと思われる方もおられるかもしれませんが。)
ですから本来ならば、この蛇と言う生き物が、崇高な存在として崇められる、つまり崇拝の対象になる、と言う事はまずあり得ません。
創造者であられるヤハウェから見て、蛇は、ある意味、最も下等な生き物の一つに挙げられます。
しかしルシファーは、あえてこの卑しむべき“蛇”を崇拝の対象にさせることによって、
自分の力さえあれば、人間など、どうとでも操作できるんだと、ヤハウェに対して挑戦した訳です。
もっと簡単に言うと、「人間なんて生き物は、あなた(ヤハウェ)なんかいなくても、下等な生き物を崇拝する、そんなちんけな生き物じゃないか」と、
そのように挑んだと言う事です。
それで、創世記1章26,27節を見ると、次のように書かれています。
創世記1章26,27節(新共同訳)
26神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。
そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」
27神は、御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって人を創造された。男と女に創造された。
ここを読まれると分かりますが、ヤハウェは人間を「神にかたどって造った」と言っておられるんです。
そして26節の一番最後に「、、、地を這うもの、、を支配させよう。」とあります。
元より人間は、罪を犯して不完全になってしまいましたが、
それでも、ヤハウェからすれば、“人間”と言う生き物は、ある意味、“神のかたち”だと言う事です。
しかし、悪魔サタンルシファーは、ヤハウェが“神のかたち”だと言っておられるその人間に、“地を這う”蛇を崇拝させることで、
「お前(ヤハウェ)が“神のかたち”だと言っている人間は、蛇を支配するどころか、崇拝しているじゃないか!
下等な蛇を崇拝している人間が、もっとも下等な生物じゃないかww」
と言いたいわけです。
こんな下等な生き物(ヤハウェから見て”ある意味”下等と言う事です。)を、高等な知的生命体である人間が、自ら拝んでいるその様子は、
ルシファーや他の悪霊たちから見れば、もう滑稽で仕方ありません。
「ほら!見てみろ!あいつら、蛇を崇拝しとるがwww」と。
腹を抱えて笑いが止まらない事でしょう。
大切な点として、ヤハウェは、人間と言う生き物を、大切な宝の様に思っておられる、と言うことです。
そのヤハウェが宝の様に思っている人間が、下等な生き物である蛇を、実際に崇拝していることで、
その様子をご覧になられているヤハウェ、そして御子イエス・キリストは、とても残念に思われ、心を痛め、悲しんでおられるのです。
* 繰り返しになりますが、その様に、ヤハウェは、私たち人間の一人一人のことを、大切に思って下さっているという事です。*
また、セラフィムやケルビム、その他大勢の高次元側のみ使いたちも、同様に心を痛め、悲しんでいるのですが、
ルシファーや悪霊たちは、高次元側が心を痛め、悲しんでいると思うと、ますます笑いがとまらないという訳です。
つまり、ルシファーが爬虫類の蛇を崇拝の対象にさせた理由の一つは、そのように、
“人間が下等な生き物を崇拝している姿を、ヤハウェや高次元側に見せ付けて、嘲笑・中傷する為”でした。(これは、蛇以外の他の偶像崇拝についても同様の事が言えます。)
又、ルシファーが、“蛇”を最初に崇拝させようと導いたのには、もう一つ、大きな理由がありました。
それは、“その他の偶像崇拝(礼拝)に導きやすくする為”です。
前述したように、蛇という生き物は、卑しめられた存在であり、本来ならば、崇拝の対象になる事は、まずあり得ないわけです。
蛇を崇拝させるくらいなら、例えば、太陽や月や星等の天体、又、自然界の他の生き物など、もっと神々しいイメージのある対象の方が、崇拝させやすいですよね。
普通に考えるならば、蛇は最も崇拝させにくいものの一つです。
ですからルシファーは、そのように、最も崇拝させにくいものを、一番最初に、見事、崇拝の対象にさせる事に成功した事で、
あとは容易に、その他の様々な偶像崇拝へと導くことが出来ました。
そのようにして、先程述べたように、ありとあらゆる偶像崇拝(礼拝)を派生させ、
人類を惑わし、唯一真の神ヤハウェから引き離すことが出来たと言う訳です。
言ってしまえば、ここは別に ”蛇” 以外の動物でも何でも良かった訳ですが、
先ほどの創世記3章と1章でヤハウェが言われたセリフから、
爬虫類の ”蛇” を崇拝の対象にさせるのが、ルシファーからすると導きやすく、
その後、様々な偶像崇拝(礼拝)に導く為にも、一番妥当だった、好都合だったと言う事です。
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悪魔が蛇を崇拝の対象にさせた理由↓
①人間が下等な生き物を崇拝している姿をヤハウェや高次元側に見せ付け、嘲笑・中傷する為
②その他の偶像崇拝(偶像礼拝)に導きやすくする為
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ルシファーが “蛇” を崇拝の対象にさせた大きな理由としては、
上の2つが挙げられますが、他にも色々と黙想することが出来るかもしれません。
では、話を戻しますが、悪魔サタンルシファーの導きによって、
この蛇崇拝は、どのように世界中に広がって行ったのでしょうか?
また、そこから派生したあらゆる偶像崇拝(礼拝)とは、一体どのようなものなのか?
そして今日、それらによって、全人類はどのように惑わされ、
その事については、また次回以降に、書けたら書きたいと思います。
*このブログは、From KSRG様からの情報(過去動画やブログ、お聞きした情報)を元に、個人的にまとめさせて頂いているものです。
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